朝起きたときやふとした瞬間に「自分の口、におってないかな?」と気になったことはありませんか?
じつは、そのにおいの大きな原因の一つに「舌の汚れ(舌苔)」があるんです。
鏡で舌を見てみてください。白っぽい汚れがついていたら、これは舌苔と呼ばれる細菌の塊。
口臭の原因になるだけでなく、放っておくと味覚の低下や、年齢を重ねたときの誤嚥性肺炎のリスクを高めることもあります。
もくじ
じつはすごい!舌磨きにはうれしいメリットがたくさん
「舌苔(ぜったい)」という言葉、あまり聞き慣れないかもしれませんが、これは舌の表面にたまった細菌や汚れの塊のこと。この舌苔からは、嫌なにおいのもととなる「揮発性硫黄化合物」というガスが発生するため、口臭の原因になることがあります。
そんなときに役立つのが「舌磨き」。歯ブラシや舌専用ブラシを使って、舌の表面をやさしくケアすることで、口臭予防や誤嚥性肺炎の予防、味覚の維持にもつながります。
やり方を間違えると逆効果!?正しい舌磨きの4ステップ
舌磨きは口臭予防につながりますが、間違ったやり方をすると、かえって口臭や舌を傷つける原因になることも…。正しい方法を身につけて、舌をやさしくケアしていきましょう。
1. 可能であれば舌専用のブラシを使う
通常の歯ブラシでも舌苔は除去できますが、舌の表面は非常にデリケートです。できれば、やわらかい舌専用のブラシ(ヘラタイプやブラシタイプ)で磨くのがおすすめ。舌を傷つけにくく、効率的に汚れが除去できます。
2. 舌をしっかり湿らせてから磨こう
舌が乾いたまま磨いてしまうと舌の表面を傷つけやすく、汚れも取り除きにくいので、水や舌専用ジェルで湿らせてから優しくケアをしましょう。
また、水やジェルの代わりに歯磨き粉をつけて磨くのはNG。舌を傷つけてしまいます。
3. そっとやさしく、奥から手前に磨く
舌磨きは「そっとやさしく」が基本です。奥から手前に向かって、一方向に数回なでるだけでOK。
ゴシゴシこすると、舌の表面にある「舌乳頭」という細かい突起や、その中の「味蕾」が傷ついてしまうことも。
強くこすりすぎると炎症や味覚の低下、さらには逆に口臭の原因になってしまうこともあるので注意が必要です。
4. 舌磨きは1日1回、朝がベストタイミング
舌磨きはやりすぎ厳禁。粘膜を傷つけないためにも、1日1回で十分です。
舌苔は寝ているあいだに増えやすいため、朝起きてすぐの舌磨きが効果的です。
まとめ
舌に白っぽい汚れがびっしりついていたら、口臭の原因になっている可能性があります。
まずは、1日1回やさしく舌をケアする習慣をはじめてみましょう。
ただし、磨き過ぎは逆効果。正しい方法でケアすることが大切です。
当院では、予防歯科に力を入れており、あなたに合ったセルフケアのアドバイスも行っています。
口臭予防やお口のケアについて不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。あなたに合ったケア方法を、一緒に見つけていきましょう!
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